滋賀県立公文書館は、歴史公文書等(歴史資料として重要な公文書等)を適切に保存し、一般の利用に供するため、令和2年(2020年)4月1日に開館しました。
当館は、県民共有の知的資源として歴史公文書等を県民等の利用に供するとともに、未来へ伝える役割を果たすために、様々な業務を行っています。
業務内容
◆歴史公文書等の収集・保存
保存期間が満了した公文書や、寄贈・寄託の申し出を受けた資料のうち、歴史資料として重要であると判断したものは、公文書館へ移管・収集して、永久に保存します。
◆特定歴史公文書等(所蔵資料)のレファレンス
所蔵資料の閲覧、複写、利用相談等を行います。
◆特定歴史公文書等の普及事業
所蔵資料の新たな価値を見出し、利用促進を図るために次の業務を行います。
・企画展示の開催
・講演会・講座の開催
・情報紙、紀要等の刊行
・デジタルアーカイブの公開
・教育機関、図書館、博物館等との連携
条例・規則など
・滋賀県公文書等の管理に関する条例(平成31年滋賀県条例第4号)
・滋賀県公文書館の設置および管理に関する条例(平成31年滋賀県条例第6号)
・滋賀県特定歴史公文書等の利用等に関する規則(令和2年滋賀県規則第13号)
・滋賀県立公文書館における滋賀県公文書等の管理に関する条例に基づく利用請求に対する処分に係る審査基準(pdf)
沿革
年 | 月 | 事項 |
---|---|---|
1987 | 9 | 公文書センターの竣工 |
10 | 滋賀県公文書の公開等に関する条例を制定 | |
2006 | 11 | 滋賀県公文書保存活用検討懇話会が提言を知事に提出 |
2007 | 4 | 「滋賀県歴史的文書の閲覧等に関する要綱」等を策定 |
2008 | 6 | 県政史料室の開室 |
2010 | 12 | 歴史的文書解読講座の開始(職員対象) |
2011 | 1 | 県内公文書館担当者意見交換会を開始 (翌年に県内歴史的公文書等担当者会議と改称) |
― | 全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)に加入 | |
2013 | 3 | 「滋賀県行政文書」9,068冊が県有形文化財に指定 |
9 | 『公文書でたどる近代滋賀のあゆみ』(サンライズ出版)を刊行 | |
2015 | 6 | 進駐軍関係(渉外)の行政文書154冊を歴史的文書に追加 |
7 | 滋賀県公文書管理に関する有識者懇話会を設置(~17年5月) | |
2016 | 7 | 行政資料614点、行政文書14冊を歴史的文書に追加 |
11 | 情報紙『滋賀のアーカイブズ』を創刊 | |
2018 | 1 | 明治150年特別展「湖国から見た明治維新」を開催(~19年1月) |
2019 | 1 | ツイッターアカウントを開設 |
3 | 滋賀県公文書等の管理に関する条例、滋賀県立公文書館の設置および管理に関する条例を制定 | |
2020 | 4 | 上記の2条例を施行 |
4 | 県立公文書館の開館 | |
2021 | 3 | 『歴史公文書が語る湖国』(サンライズ出版)を刊行 |