
令和7年(2025年)4月1日、「滋賀県子ども基本条例」が施行されました。この条例は、子どもの権利が守られ、全ての子どもが心身ともに健やかに安心して成長することができる社会の実現を目指すものです。子どもたちのための取り組みは、現在、県が特に力を入れている重要な分野でもあります。そこで今回は、主に明治時代から現代に至るまでの未就学児たちへの教育や支援の歩みを振り返る展示を企画しました。
明治5年(1872年)に国から学制が公布され、県内にも6歳~10歳の子どもたちが学ぶ場として次々と小学校が設立されました。一方、未就学期の子どもたちのための施設としては、明治21年(1888年)12月に県内初の幼稚園が開園します。明治37年(1904年)には、日露戦争で出征し亡くなった軍人の子女らのために滋賀県育児院が創設され、後に児童福祉施設である湘南学園へ受け継がれていきます。大正4年(1915年)9月には生活が苦しい世帯を支援するため、県内初の保育所が設立されました。その後も、キリスト教団体や、寺院などが中心となって、私立の幼稚園や保育所が作られていきました。
今回の展示を通して、子どもたちや保護者・保育者等を取り巻く環境の変化や、制度の確立の歴史について多くの方に知っていただき、これからの子どもたちとどう向き合っていくべきかを考えるきっかけになれば幸いです。
題 目 「湖国が育む子どもたち ~明治時代から現代まで~」
期 間 令和8年(2026年)5月25日(月)~8月20日(木)
場 所 滋賀県立公文書館(県庁新館3階)
開館日時 月曜日~金曜日(祝日を除く)午前9時~午後5時
内 容 特定歴史公文書等18点(複製含む)ほか、パンフレットなど

