資料の概要
【特定歴史公文書】 28,148冊 (令和5年度末時点)
県職員が職務上作成し、または取得した公文書で、公文書館に移管されたもの。このうち明治~昭和戦前期の9,068冊は、平成25年3月に滋賀県指定有形文化財(歴史資料)に指定されました。
・明治期…4,188冊
・大正期…1,601冊
・昭和戦前期…3,313冊
・昭和戦後期…13,508冊
・平成期…5,534冊
・令和期…4冊
【行政資料】 681点 (令和5年度末時点)
県が保管していた行政刊行物や図書、写真類。
・滋賀県日誌…24点
・滋賀県会歴史…35点
・滋賀県史(府県史料)…263点
・近江輿地志略…38点
・旧藩県史…6点
・ニコライとゲオルギオスの肖像写真…1点
・大津県印…1点
・県史関係図書・資料(古文書含む) 等
【寄贈・寄託文書】 131点 (令和5年度末時点)
県にゆかりの深い個人・団体からの寄贈・寄託文書。
・堀田義次郎関係文書…52点
・明治天皇容態日誌…1点
デジタルアーカイブ
【社寺明細帳】
明治期から終戦直後にかけて、内務省と県に備え付けられていた、神社や寺院等の公的管理台帳。祭神・本尊や由緒、境内の坪数などが記載されており、神社・寺院の歴史を調べる上で欠かせない基本史料となっています。官幣社2冊、県社以下諸社15冊、寺院22冊、仏堂3冊、除籍簿4冊の全46冊があります(詳しい解説は、「社寺明細帳の成立」『滋賀のアーカイブズ』第2号)。
【村絵図(普請所調査絵図)】
堤防や橋梁、道路などの長さが記された旧村絵図。明治6年12月、県令松田道之の指示により作成されました。従来滋賀県では、堤防などの改修費は負担者が曖昧で、それを松田は「甚タ不公平」であると考えていました。そのためこれらの絵図では、施設ごとに「自普請所」「御普請所」と、官民いずれが負担するか、細かく注記されています(詳しい解説は、デジタル展示「村絵図の明治維新―河川と地籍の調査事業―」)。
【行政資料】
ロシア皇太子ニコライの肖像写真や、大正期における町村役場文書庫の写真集、終戦直後の昭和天皇行幸の記録など。
【県令達】
明治期における県の法令等を編綴した簿冊。
【『歴史公文書が語る湖国』掲載資料】
滋賀県立公文書館編 『歴史公文書が語る湖国ー明治・大正・昭和の滋賀県ー』(サンライズ出版、2021年)に掲載された資料。