1‐1瀬田中島の写真 昭和3年(1928年)頃
大正初期、琵琶湖を中心に美しい風景が随所で味わえる滋賀県を「東洋の瑞西(スイス)」と称して世界に発信し、外国人観光客を誘致しようという取り組みが始動します。写真は昭和初期の瀬田中島を南東より眺めたものです。右手に唐橋、左手に中島が見えます。『湖国聚英』の解説には「今も八景の一として観光の客を引きつけてゐる」とあって瀬田中島の風景が観光客を誘っていたことがわかります。(『湖国聚英』滋賀県所蔵)
1‐2安土山の写真 昭和3年(1928年)頃
安土山を東南から撮影した写真。手前に見えるラクダのこぶのような山が安土山です。後背の山なみは、長命寺や沖島です。山が琵琶湖に面しており、埋め立てられる前の往時の姿がうかがえます。この写真が収められている『湖国聚英』の英文付紹介文には、織田信長の築いた七重の天守閣がそびえていたとあり、広く外国人にも安土城の存在をアピールしようとしていたことがわかります。(『湖国聚英』滋賀県所蔵)


