4-1「県庁舎移転に関わる陳情書」 昭和11年(1936)5月7日
明治期に新築された県庁舎も老朽化がすすみ、改築が議論されるようになりました。この改築を契機に、彦根においては、前回は挫折した県庁移転を果たそうと、機運が盛り上がります。これは、彦根町長平塚分四朗と彦根町会議長渡辺九一郎が彦根への県庁舎移転を求めて、滋賀県知事二見直三に宛てて提出した陳情書です。【昭の1(8)】
4-2「早暁の閉会式」 昭和11年12月(1936)
昭和11年の通常県会で老朽化した県庁改築に関する質疑は、多数の傍聴者が見守る中、12月17日未明にまで及ぶ審議が行われました。結果、彦根側の廃案意見もむなしく現在地での県庁改築案が一部の修正のもとに可決されます。そして午前3時37分閉会となって、彦根への県庁移転運動も終焉をむかえました。 (『県会日誌』議会事務局蔵)
4-3「県会答弁資料(県庁改築に関する件)」 昭和12年(1937)11月
昭和12年の県会で答弁された県庁舎改築に関する庶務課作成の資料。昭和11年12月から12年11月までの改築工事に関する経過を説明しています。県は改築に際し、佐藤功一と國枝博に設計を依頼しました。また施工業者には大林組が随意契約で請け負うことになりました。工費として173万円あまりを費やした県庁舎は、昭和14年5月16日、竣工式を迎え完成しました。 【昭き16(1)】
4-4『滋賀県庁改築記念誌』・『別冊』 昭和16年(1941)3月30日
この冊子は昭和16年に滋賀県庁舎の改築を記念して発行されたものです。300ページ近くにわたる内容は、県庁舎の沿革や概要とともに、改築案が県会に出され紆余曲折の後に採用されるまでの経過が、資料とともに事細かに述べられています。また別冊では彦根町における議論の推移や世論の動きなどについても新聞記事を挙げながら詳述されています。【昭の6】




