滋賀県管内全図
西明寺境内見取図
神崎郡山上村役場簿書蔵置所
県庁周辺図(園城寺并付属地境内図)
滋賀県史(府県史料)
県名改称の布告

4-1「老上村会会議録」 大正14年(1925)5月4日

 栗太郡老上村長から提出された「官有地水面使用工作物設置願」の添付資料です。荒廃した「矢橋帰帆」の現状を憂いた老上村会は、矢橋港の発展を計るため水面を借り受けて休憩所を設置する計画を立て、知事へ願い出ました。この資料は借り受けを決定した村会の会議録です。【大ぬ23(10)】

 

4-2「史蹟名勝天然紀念物報告書 粟津ヶ原」 大正9年(1920)10月13日

 大正9年に県内務部地方課が行った粟津ヶ原に関する取調書です。当時の粟津は、東海道の松並木の西側には旭人造絹糸株式会社が、東側には近江麻糸紡織会社の工場が立地していました。これら工場の進出は、風致を損じるのみならず、その煤煙が松を枯死させる恐れがありました。そこで、今後は付近一帯に風致を害する工場等の建築物を建設しないこと、さらには既存の工場に対しても風致を損なわないように改造することが県より指摘されました。
 その後の大正10年8月30日には、粟津周辺は「湖南勝区」の一部として名勝に仮指定(知事による指定)され、指定区域内への現状変更には県知事の許可が必要となりました。これにより、指定区域内への工場進出はある程度くい止められたようです。しかし、区域の隣接地への設置や、既存工場の増築は許可されるなど、その後も粟津周辺への工場進出は続き、その景観は次第に破壊されていきました。工業振興か名勝保存か、現代にもつながる問題がここにあります。【大せ36(1-16)】

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