1-1「京都大津間電気鉄道布設ノ義ニ付、願」 明治27年(1894)4月11日
大津を中心とする私設鉄道の運転開始はいずれも大正期に入ってからですが、明治期にもいくつかの計画は存在していました。この史料もその一つで、京都-大津間の鉄道敷設が西村夘兵衛、他18名により出願されています。しかし内務大臣井上馨によりこの願いは却下されました。 【明に26(48)】

1-2「京津電気鉄道敷設特許願書」 明治39年(1906)2月13日
旧東海道筋に沿って大津と京都を直結する鉄道敷設計画は、明治37年頃から次第に具体化し、大津商業会議所会頭の西川太治郎が発起人となる京津電気鉄道から軌道敷設が出願されます。しかし京都電気鉄道と近畿鉄道も同一区間の鉄道敷設を請願しました。交渉の末に三社は妥協し、京津電車に特許状が付与されました。【明と79(3)】

1-3「大津電車鉄道布設特許出願書」 明治39年(1906)9月21日
京津電車に次いで大津に開業したのが、大津電車軌道です。明治39年、幕末の越前藩を主導し明治政府の経済政策も担っていた由利公正や大津市長村田虎次郎らが発起人となった会社で、電車や軽便鉄道など同時に進行していた他社からの4つの請願を合流する形で、創立されました。【明と81(24)】

