2-1「大津商法会議所設立願」 明治12年(1879)10月15日
大津市内の有力実業家は、明治12年の2月に茶話会や座談会の目的として「商法会話」を設立、規模拡大とともに名を「商法会」と改めました。力を認めた県から会を公的な機関とするよう勧められたこともあり、10月には史料の願いのとおり大津商法会議所が発足します。【明う29-1(19)】
2-2 「大津商法会議所設立布達」 明治15年(1882)2月23日
明治15年、商法会議所は改組され公立となることになりました。県令籠手田安定は、大津商法会議所を組織する総代人を商業に関する各営業者から選挙するよう求めた諭達(通達事項)を出します。この後6月には各業者の代表者82名が選出されます。【明い135-1(-)】
2-3 『大津商工会議所沿革史』 昭和18年(1943)9月
明治16年5月、政府の通達により各都市に勧業に関する組織の設立が促されます。これを受けて大津商法会議所は公立の商工業者の組織設立を滋賀県に建議しました。これによって翌17年5月21日、大津商工会議所が設立され、高谷光雄が会頭に就任します。【資521】