展示期間 令和2年6月29日(月)~令和2年9月24日(木)
国際交流が盛んとなっている現代ですが、滋賀県にも明治以降多くの外国人たちが来県しました。初期のころは、江戸時代に見られた攘夷の風潮や未知なる存在への恐れなどにより、その距離感を模索していた時期といえます。当館に残されている資料にも、外国人に対して粗暴なふるまいを禁じたり、対応の心得を説いたものが多くみられます。
その一方、県は西洋の新知識に根差した実学の教育を目的とする欧学校の設立などの開化政策を推し進め、御雇外国人と呼ばれる人々を招聘します。彼らがもたらした土木や鉄道、通信などの技術は、その存在感と共に身近なものへと変わっていきました。
そのような中で活躍した代表的な外国人としては、オランダ人土木技師のヨハネス・デ・レーケや伝道師、建築家、実業家として知られているウィリアム・メレル・ヴォーリズなどが挙げられます。
今回の展示では、滋賀県で活躍した外国人の様子を公文書により紹介します。
1外国人との接し方と開化政策 |
2活躍する外国人 |