
令和7年8月27日、琵琶湖疏水の諸施設が国宝・重要文化財に指定されました。本県所在の施設では、「第一隧道」が国宝に、「大津閘門及び堰門」と「大津運河」が重要文化財に指定されました。このことを記念して、琵琶湖疏水記念館、大津市歴史博物館および当館では、所蔵資料の相互貸出による展示を各館で行うこととなりました。
当館での展示では、琵琶湖疏水記念館から、疏水の設計者・田邉朔郎自身が琵琶湖疏水工事の全容をまとめた図録をお借りして展示します。また、附(つけたり)(国宝・重要文化財に指定された施設に関連する備品や文書などであり、附属的に指定されるもの)に指定された田村宗立の「琵琶湖疏水工事絵図」もパネル展示します。
琵琶湖疏水は滋賀から京都へ水を運ぶだけでなく、物資や人の交流を生み、今回の自治体連携のきっかけになるなど、滋賀と京都を様々な点でつないでいます。琵琶湖の水が実際に京都でどのように使用されていたのかを伝える写真等も展示し、琵琶湖疏水がつないだその先の風景を御紹介しますので、ぜひ御覧ください。
題 目 国宝・重要文化財指定記念特別展「琵琶湖疏水がつなぐ滋賀と京都」
期 間 令和7年(2025年)11月4日(火)~12月4日(木)
場 所 滋賀県立公文書館(県庁新館3階)
開館日時 月曜日~金曜日(祝休日を除く)午前9時~午後5時
内 容 特定歴史公文書等18点
京都市上下水道局所蔵資料12点ほか映像資料1点

