現在、大阪・夢洲では「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」が開催されています。博覧会と滋賀県との関係を振り返ってみますと、滋賀県らしい取り組みとして琵琶湖の水産資源管理というテーマが浮かび上がってきます。
内国勧業博覧会をはじめとする明治期の博覧会は、殖産興業上の一大イベントでした。全国から集められた多種多様な出品物が賞を競い、そこで得られた知見は政府によって刊行物にまとめられました。滋賀県からはふなずしといった琵琶湖の特産品の他、湖魚の繁殖方法や養魚設備にまつわる出品が数多くなされ、なかでも西川養魚場(現・醒井養鱒場)は、第3回内国勧業博覧会において非常に高い評価を受けています。
今回の展示では、明治期に開催された博覧会に関連する公文書・行政資料を通して、滋賀県における近代的水産資源管理の足跡をたどります。ぜひご覧ください。
題 目 「博覧会と琵琶湖-近代的水産資源管理の黎明-」
期 間 令和7年(2025年)5月26日(月)~8月21日(木)
場 所 滋賀県立公文書館(県庁新館3階)
開館日時 月曜日~金曜日(祝日を除く)午前9時~午後5時
内 容 滋賀県立公文書館所蔵の特定歴史公文書等23点