今年、国民スポーツ大会(国スポ)・全国障害者スポーツ大会(障スポ)が滋賀県で開催されます。本県での開催は、昭和56年(1981年)以来44年ぶり、2度目となります。そこで当館では、国スポ・障スポの開催を記念して、昭和56年大会を振り返る展示を行います。
昭和56年の「びわこ国体」は、約15年におよぶ誘致活動の末、4度目の申請でようやく開催に至りました。この悲願の国体を成功させるため、本県では県、市町村、県民の総力をあげて準備にあたりました。好天のなか開催された競技の結果は、びわこ国体では総合優勝、びわこ大会(第17回全国身体障害者スポーツ大会)でも金メダル獲得数1位を果たしています。競技結果だけでなく、琵琶湖を活かした湖上の炬火(きょか)リレー、琵琶湖をモチーフにしたシンボルマーク、滋賀の郷土料理を取り入れた参加者宿泊施設の食事メニュー、湖国ならではの会場間の湖上輸送など、滋賀らしさが随所に見られ、内容豊かな実りある国体として好評を博しました。
本展示では、このような当時の様子を伝える文書や写真、ゆかりの品を御紹介します。
題 目 「びわこ国体・びわこ大会から、わたSHIGA輝く国スポ・障スポへ」
期 間 令和7年(2025年)8月25日(月)~10月30日(木)
場 所 滋賀県立公文書館(県庁新館3階)
開館日時 月曜日~金曜日(祝日を除く)午前9時~午後5時
内 容 特定歴史公文書等および県刊行物20点(複製含む。)ほか、写真パネル、ゆかりの品など